
今回は「旧神奈川県営湘南水道鎌倉加圧ポンプ所(長谷)」です。
※全体については、「鎌倉の景観重要建築物等のまとめ(改訂版) 2020.10」を参照。
◎旧神奈川県営湘南水道鎌倉加圧ポンプ所(長谷):指定第34号 平成31年3月22日
<鎌倉市HPより> 主要地方道藤沢鎌倉線大仏坂トンネルの鎌倉側入口すぐ東側に建つ加圧ポンプ所で、神奈川県営の水道事業の最初の遺構であり、戦前の鎌倉の水道施設の希少な遺構です。 また、全面スクラッチタイル張り外観は、大仏坂トンネル近辺の景観の大きなポイント的要素となっています。 ポンプの機械設備そのものは残っていませんが、建物内には、クレーンも残されており、大仏坂トンネルとあいまって、鎌倉の戦前の産業遺構群を形成しています。 |
※同施設は湘南地域が発展するにつれ、水不足に悩まされるようになったことから、県が水道水を供給する設備の一環として、1936年に完成させたもの。1961年に廃止されました。
<旧神奈川県営湘南水道鎌倉加圧ポンプ所の外観>
・1936年(昭和11)建築。
※「景観重要建築物等」とは
・鎌倉市は、鎌倉の保養別荘地時代の風情をしのばせる洋風や和洋折衷の建築物、和風商家などを、「景観重要建築物等」と指定し、保存活用を支援・保護する制度を設け、古都鎌倉の独特の町並みを保存しています。 (現在、全33件) |