2021年03月05日

鎌倉鶴岡八幡宮の今は 2021.3

3月はいろいろな花が咲き始める時期です。3密を避けて散策しました。

鶴岡八幡宮の「太鼓橋周辺」と、源氏池の「旗上弁財天社」の様子を見てみました。

鶴岡八幡宮(雪ノ下)
 ・祭神は、応神天皇、比売神、神功皇后。
 ・1063年、源頼義が由比郷鶴岡に建立したことに始まり(由比若宮=元八幡)、
  1180年に、源頼朝が現在の地に遷座しました。
太鼓橋の横にある「ヒガンザクラ」は、すでに見頃です
鶴岡八幡宮ヒガンザクラ1_R.JPG

 鶴岡八幡宮ヒガンザクラ2_R.JPG

 鶴岡八幡宮ヒガンザクラ3_R.JPG

「源平池の石碑」の横には、「フサアカシア(ミモザ)」が満開です
 フサアカシア1_R.JPG

 フサアカシア2_R.JPG

源平池石碑_R.JPG
寿永元年(1182)4月、源頼朝の命により、専光坊と大庭平太景義らが鶴岡八幡宮境内に池を掘ったということが吾妻鏡に書かれています。

一説には、頼朝夫人の政子が源家の興隆を祈願してこの池を造らせ、東の池には白蓮、西の池には紅蓮を植えさせて、源平の旗の色を表わしたと伝えられています。
それで源平池という名前が付いているということです。

旗上弁財天社(雪ノ下)
 ・音楽・弁才・財福・知恵の女神。(七福神中、唯―の女神。)
 ・旗上弁財天社に安置されていた「裸弁財天像」は、現在は、鎌倉国宝館に寄託されて
  います。
さすがに「カワヅザクラ」は、もう終わりです
 旗上弁財天社カワヅザクラ_R.JPG

花と一緒に緑の葉が出てくる「オオシマザクラ」は、満開です
 旗上弁財天社オオシマザクラ1_R.JPG

 旗上弁財天社オオシマザクラ2_R.JPG

 旗上弁財天社オオシマザクラ3_R.JPG

※「カワヅザクラ」と「オオシマザクラ
 カワヅザクラ・・・・・「オオシマザクラ」と「カンヒザクラ」 の自然交雑種。
 オオシマザクラ・・・・桜の原種の一つ。「カワヅザクラ」の片親です。

 
posted by トシ999 at 07:00| Comment(0) | 日記_2021 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月01日

鎌倉の歴史のまとめ−鎌倉時代(第8代将軍久明親王)

「鎌倉検定公式テキストブック」から、「鎌倉の歴史」についてまとめていきます。
鎌倉時代は征夷大将軍の時代(全9代)で分けています。

鎌倉時代(第8代将軍久明親王)
 ・1289年、後深草上皇の子「久明親王」が、征夷大将軍に任ぜられました。
 ・1308年、久明親王は征夷大将軍を解任され、京都に送還されました。
 ・久明親王の時代、執権は、北条貞時→師時と続きました。

久明親王の系図
 久明親王系図.jpg

北条時政〜北条師時の執権の系図
 執権師時の系図.jpg

「久明親王」の時代の主な出来事
1289年
久明親王が第8代将軍就任
・持明院統の後深草上皇の子「久明親王」が、征夷大将軍に任ぜられました。
・前将軍惟康親王は、京都に送還されました。
1293年
平禅門の乱
・「北条貞時」は、内管領の平頼綱が権力を持ちすぎ、独断・専横を止めるため、頼綱の館を襲撃しました。頼綱は自害、子の飯沼資宗も討たれました。
1296年
覚園寺創建
・「北条貞時」が、覚園寺を創建。この寺は、北条義時創建の大倉薬師堂を前身とする。
・貞時は、再度の元軍の来襲を退けることを祈願して、心慧上人を開山とし、鷲峰山覚園寺と寺号を定めました。
1297年
永仁の徳政令
・「北条貞時」は、困窮する御家人を救済するため、徳政令を出しました。
・御家人には売買、質入れした所領が無償で戻ることとなったが、かえって経済的な破綻を生み出すことになりました。
1301年
円覚寺梵鐘の鋳造
北条師時が執権就任
・「北条貞時」は、鎌倉一の大きな円覚寺の梵鐘を鋳造させました。撰文は西澗子曇、鋳物師は物部国光。

・「北条師時」が10代執権に、北条時村が連署に就任。この師時の執権就任は、貞時の子高時が成人するまでの間の中継。
1305年
嘉元の乱
・連署「北条時村」が殺害されました。事件の張本人は北条時宗の弟宗頼の子「宗方」。
・宗方は、自分よりも先に従兄弟の師時が執権に就任したことに不満を持ち、師時や長老時村を殺害しようとした事件だといわれています。
1308年
久明親王が将軍解任
・「久明親王」は、征夷大将軍を解任されて、京都に送還されました。

覚園寺「山門」と「愛染堂」
 覚園寺山門_R.JPG

 覚園寺愛染堂_R.JPG

鎌倉三名鐘の一つ円覚寺の「梵鐘(洪鐘)」
 ※鎌倉三名鐘:常楽寺梵鐘(1248年)、建長寺梵鐘(1255年)
        円覚寺梵鐘(1301年)
 洪鐘_R.JPG

 ※常楽寺梵鐘→「鎌倉国宝館の収蔵品」を参照。

北条時村、北条師時、北条宗方の関係系図
 師時・時村・宗方の系図.jpg

 
posted by トシ999 at 07:00| Comment(0) | 歴史・旧跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする