2021年05月16日

鎌倉光照寺の今は 2021.5

光照寺」は、本堂の周辺には、たくさんの「シャクナゲ」が植えられ、別名「しゃくなげ寺」と呼ばれています。
季節の進みが早い今年は、もう終盤です。
行動制限がある今年は、タイミングが難しいです。

西台山光照寺(山ノ内)
・時宗。開山は一向。本尊は阿弥陀三尊。
・1282年、巨福呂坂から鎌倉に入ろうとした一遍の法難霊場でもあります。
・山門の欄間にクルス紋(キリスト教の十字の紋)が掲げてあります。
 寺には、江戸幕府からの「かくれキリシタン」に対する文書の記録も残っているといいます。
・山門脇に、子育て地蔵、その向かいに、お年寄りや子どもの咳が止まるという御利益がある、咳の神様「おしゃぶき」の石の祠があります。
・1325年銘の安山岩の板碑は市指定文化財。

光照寺の案内板
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光照寺山門
 光照寺山門_R.JPG

山門欄間に九州豊後国の岡藩主中川家の紋「中川クルス」が掲げられています
 くるす門_R.JPG

 クルス紋_R.JPG

本尊阿弥陀三尊像が祀られている「本堂」
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山門脇に建てられている「子育て地蔵」
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咳の神様「おしゃぶき」の石の祠
 おしゃぶき_R.JPG

境内のあちらこちらで見られる「シャクナゲ」
 光照寺シャクナゲ1_R.JPG

 光照寺シャクナゲ2_R.JPG

 光照寺シャクナゲ3_R.JPG


 ※1282年、巨福呂坂から鎌倉に入ろうとした一遍上人は、8代執権北条時宗によって阻止されたといわれています。
 その時の様子が『「一遍聖絵」第5巻第5段』に描かれています。
 →「時宗総本山遊行寺HP」参照。
 一遍一行がその晩野宿した場所が、光照寺のある場所だったと伝えられています。

 
posted by トシ999 at 07:00| Comment(0) | 日記_2021 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする