
この「ハス」は、市制80周年記念事業の一環として、2019年(平成31)に平泉町から寄贈を受けたものです。
◎永福寺跡(二階堂)
・源頼朝は、1189年の奥州合戦で平泉の藤原泰衡を討って、奥州を支配下に置いた際に目にした平泉の「中尊寺」の二階大堂(大長寿院)を模して、「永福寺(ようふくじ)」を創建しました。 ・藤原泰衡や源義経をはじめとする、内乱での戦死者の鎮魂と慰霊を目的に建立しました。 ・1191年着工、1192年にはほぼ完成し、本堂の二階堂や阿弥陀堂、薬師堂を中心に、池を配置した浄土庭園を備えた壮大な寺院でした。 ・火災などたび重なる災害で、室町時代の後半に廃寺となりました。 |
<「永福寺旧蹟」の石碑>
現在でも二階堂という地名があるのはこのためです。
1189年に頼朝は奥州征伐から凱旋すると、平泉にあった大長寿院の二階堂に似せて、ここに永福寺を建てました。
この寺の建物はとても大きく立派で、荘厳であり、天下にならぶものがない程であったといいます。
この寺は、1452年以後の関東管領の力が弱くなった頃からまったく廃れてしまいました。
<永福寺跡案内図>
<永福寺跡の「池と基壇」の様子>
<中尊寺ハス>