
今、「ロウバイ、ソシンロウバイ」の両方の花が咲いています。
◎ロウバイ(蝋梅)(12月中旬〜2月上旬)
・ロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木。
・ロウバイの花は、内側の花弁が茶褐色です。
◎ソシンロウバイ(素心蝋梅)(12月中旬〜2月上旬)
・ソシンロウバイの花は、内側外側ともに黄色です。
◎松岡山東慶寺(山ノ内)
・臨済宗円覚寺派。1285年、北条時宗夫人の覚山尼が創建。 ・後醍醐天皇の皇女だった五世用堂尼以来栄え、高い寺格を誇りました。 ・二十世天秀尼は豊臣秀頼の娘で、徳川家康の孫娘千姫の養女でもあったため、江戸時代には徳川家の厚い庇護を受けました。 ・「縁切り寺」「駆け込み寺」の名で広く知られ、尼寺として栄えたが、1871年(明治4)廃仏毀釈により「縁切寺法」は廃止となり、1902年(明治35)尼寺としての歴史に幕を閉じました。 ・1905年(明治38)、釈宗演禅師が入寺し、荒廃した寺を復興し、中興開山となりました。 |
<正月仕様の「山門」と、参道に坐する青銅の「金仏(釈迦牟尼仏)」>

<参道脇に「ロウバイ」が咲いています>
<松岡宝蔵の前に「ソシンロウバイ」が咲いています>

<本堂泰平殿には、本尊の「木造釈迦如来坐像」が祀られています>

<松岡宝蔵には、「木造聖観音菩薩立像」が安置されています>
・もとは鎌倉尼五山一位太平寺の本尊。
・1556年、里見氏鎌倉乱入の時、太平寺住持青岳尼とともに安房国に奪い去られたが、
東慶寺要山尼が本尊をとりかえした。

<茶室「寒雲亭」の門>

※墓地には、多くの著名人が眠っています。
<小説家、詩人の「高見順の墓」:1965年(昭和40)没>
・右側には「カエデの赤い芽」を刻した「高見順詩碑」
<評論家の「小林秀雄の墓」:1983年(昭和58)没>
