
瑞泉寺には、「松陰吉田先生留跡碑」の石碑が建っています。
◎吉田松陰(1830〜1859年)
・江戸時代後期の長州藩の武士、思想家、教育者。
・松下村塾で多くの若者へ影響を与え、明治維新の原動力となりました。
◎錦屏山瑞泉寺(二階堂)
・臨済宗。1327年、創建。開山は夢窓疎石(国師)。
・足利基氏をはじめ、代々の鎌倉公方の菩提寺として塔頭も十を超え、関東十刹第一位
の格式を誇りました。
<瑞泉寺の夏の「山門」周辺と、冬の「本堂」周辺の様子>


◎山門前に建つ「松陰吉田先生留跡碑」(1929年(昭和4)建立)
・左側の男坂を登ったところ、山門の左にあります。
・吉田松陰は、江戸に行く途中、母方の伯父にあたる瑞泉寺第二十五世住職「竹院和尚」に会いに瑞泉寺を訪れました。 ・吉田松陰は1851年、初めて瑞泉寺を訪れてからその後幾度か訪れ、竹院和尚との対話を重ねました。 ・1853年、ペリーの黒船が来た頃にも瑞泉寺を訪れていました。 ・翌年、吉田松蔭が捕らえられていたとき詠んだ詩に、「ある夜夢に瑞泉寺を訪ねた。」というものがあり、石碑に刻まれています。吉田松蔭の魂がこの寺に留まっているのだということのようです。 |
<「長州藩士吉田松陰と瑞泉寺」の説明板>
