
浄智寺の裏山から上って行く葛原ヶ岡ハイキングコースでは、「天柱峰碑」を見ることができます。
その傍には、名僧竺仙梵僊(じくせん ぼんせん)の供養塔があります。
◎葛原ヶ岡ハイキングコースの「天柱峰碑」の場所
◎天柱峰碑(扇ガ谷)
・禅僧竺仙梵僊は、浄智寺背後の山を、「天柱峰」(標高97メートル)と名付け、ここからの景色を愛しました。 ・そこに、昭和16年に「天柱峰碑」が建てられました。 (「天柱」とは「世を支える道義」という意味。) ・傍らには、「竺僊梵僊和尚顕彰碑」と「五重石塔」が建っています。 |
※竺仙梵僊(じくせん ぼんせん)
・鎌倉時代末期に元から来日した臨済宗の禅僧。
・1330年鎌倉に下り、足利尊氏・直義の帰依を受けました。
・浄妙寺、浄智寺、建長寺などの住持となり、多くの弟子を養成し五山文学発展の基礎
を築きました。
・浄智寺のかつての塔頭楞伽院(りょうがいん)を建立しました。
<天柱峰碑の傍に建つ「竺僊梵僊和尚顕彰碑」>
(裏)
・「紀元二千六百年 建供養五重石塔并天柱峰石標 発願者 サアジョルジサンソム」
※紀元二千六百年:1940年(昭和15)、皇紀(神武天皇即位紀元)2600年
※G.B.サンソム:以前この地に住んだ英国の日本文化史研究家
<天柱峰碑の傍に建つ「五重石塔」>