2022年08月28日

鎌倉極楽寺から坂ノ下方面への散策 2022.8

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極楽寺」から「成就院」、坂ノ下の「虚空蔵堂」を通り、長谷の「収玄寺」まで散策してみました。

霊鷲山極楽寺(極楽寺)
 ・真言律宗。開山は忍性。開基は北条義時の3男、北条重時。
 ・1259年、重時が深沢の地にあった「極楽寺」を現在の地に再建しました。

山門前の「フヨウ」は、いよいよ咲き始めています
 極楽寺山門_R.JPG

 極楽寺フヨウ_R.JPG

参道は、涼しげで、緑に覆われています
 極楽寺参道_R.JPG

境内では、「サルスベリ」の大木が見られます
 極楽寺サルスベリ_R.JPG

千服茶臼製薬鉢には、「スイレン」が咲いています
 極楽寺スイレン_R.JPG


極楽寺を後にして、途中、極楽洞から出てくる「江ノ電」を見ます
 江ノ電_R.jpg


普明山成就院(極楽寺)
 ・真言宗大覚寺派。開山は弘法大師。弘法大師が諸国巡礼の折、百日間にわたる虚空蔵
  菩薩を祀る修法を行ったところと伝えられています。
 ・1219年、3代執権北条泰時が、この寺を創建し、北条一族の繁栄を祈ったということ
  です。(注)当時の執権は、北条義時。
 ・1333年、新田義貞の鎌倉攻めの戦火で焼失したが、江戸時代に再建されました。

「普明山」の扁額を掲げた「山門」
 成就院山門_R.JPG

境内では、早くも「シュウカイドウ」が咲き始めています
 成就院シュウカイドウ_R.JPG

弘法大師像の脇では、「カノコユリ」が咲いています
 弘法大師像_R.JPG

 成就院カノコユリ_R.JPG

山門前からは、夏の終わりの「由比ヶ浜」の様子が見られます
 成就院参道_R.JPG

 成就院由比ヶ浜_R.JPG

参道では、「白いハギ」がいくつか見られるようになりました
 成就院ハギ_R.JPG


忍性により切り開かれた東海道へと通じる鎌倉、京都往還の出発点の「極楽寺切通
 極楽寺坂_R.JPG

虚空蔵堂(正式名:明鏡山円満院星井寺)(坂ノ下)
 ・成就院の境内外寺院で、「極楽寺切通」の道の反対側の階段の上にあり、行基が彫っ
  た虚空地蔵尊を祀る寺院です。
 ・かつて、行基がこの地で虚空蔵求聞持法の修行をしていた時、寺院の敷地内にある
  「星ノ井」の中に明星が輝き、井戸の中から黒く輝く石が出てきたと、伝えられて
  います。行基はその石を虚空菩薩の化身と考え、地蔵菩薩を彫りました。
 ・本尊虚空蔵菩薩は、丑・寅年生まれの方の守り本尊です。

階段の上にある「虚空蔵堂」
 虚空蔵堂_R.JPG

虚空蔵堂の階段下にある「星ノ井(星月ノ井)」:鎌倉十井の一つ
 星の井_R.JPG


四条山収玄寺(長谷)
 ・日蓮宗。開山は妙詣尼。
 ・1271年の「龍ノ口法難」の際に、日蓮とともに殉死の覚悟を決した「四条金吾」の
  屋敷跡です。
  ※四条金吾→北条義時の孫である江間光時の家臣

境内に建つ東郷平八郎が揮毫した「四條金吾邸址」の石碑
 収玄寺_R.JPG

境内では、「ハツユキカズラ」が見られます
 収玄寺ハツユキカズラ_R.JPG

境内では、「ヌスビトハギ」が見られます
 収玄寺ヌスビトハギ_R.JPG


※以上で、散策を終ります。
 今の時期は、花が少ないので、1時間ほどの行程でした。

 
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2022年08月27日

鎌倉妙隆寺のフヨウの今は 2022.8

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鎌倉で「フヨウ」と言えば、「妙隆寺」の本堂前の景色を思い浮かべます。
去年の今頃は、あまり咲いていませんでしたが、今年はどうでしょうか。

叡昌山妙隆寺(小町)
 ・日蓮宗。1385年創建。開山は日英。本尊は日蓮。
 ・有力御家人の千葉常胤の子孫胤貞の別邸跡に創建されたため、千葉屋敷とも呼ばれて
  います。

山門を通して境内を見ると、「フヨウ」が見られます
 妙隆寺_R.JPG

ここにいるはずの「石造寿老人」が顔を出させないほど茂っています
 妙隆寺フヨウ1_R.JPG

 妙隆寺フヨウ2_R .JPG

 妙隆寺フヨウ3_R.JPG

「スイフヨウ」もかなり咲いています
 妙隆寺スイフヨウ1_R.JPG

 妙隆寺スイフヨウ2_R.JPG

「サルスベリ」も、まだ健在です
 妙隆寺サルスベリ1_R.JPG

 妙隆寺サルスベリ2_R.JPG

 妙隆寺サルスベリ3_R.JPG

 
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2022年08月25日

鎌倉段葛の夏の景色 2022.8

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夏の「段葛」の景色を見てみました。
桜の木は大きく伸び、葉っぱも茂り、両側から重なって日陰を作っています。

段葛(小町、雪ノ下)
 ・1182年、源頼朝が妻政子の安産を願い、鶴岡八幡宮社頭から由比ヶ浜まで一直線の
  参道(若宮大路)を造りました。
 ・頼朝自身がこれを指揮し、北条時政以下の人々も土石を運んだといいます。

段葛の説明板
 段葛説明板_R.JPG

二の鳥居の端にある「段葛の石碑」
段葛石碑_R.JPG
段葛は、置石ともいいます。

寿永元年(1182年)3月に、頼朝は、妻の政子の安産を祈願して、鶴岡八幡宮の社頭より由比ヶ浜の大鳥居の辺まで、この参道を築いたものです。

その土石は、北条時政をはじめ、源氏家の諸将が運搬にあたりました。

明治はじめに、二の鳥居から南の方の道が無くなりました。

段葛の景色(地図の中の番号@〜Cを参照)
 ・地図と景色の番号
   段葛地図_R.jpg

 @二の鳥居方面を見る
 段葛1_R.JPG

 A二の鳥居方面を見る
 段葛2_R.JPG

 B三の鳥居(鶴岡八幡宮)方面を見る
 段葛3_R.JPG

 C三の鳥居(鶴岡八幡宮)方面を見る
 段葛4_R.JPG

 
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