
今回は、「鎌倉の風致保存活動」についてです。
[2]鎌倉の自然・景観に関する記述について,最も適当なものを1 〜 4 から選びなさい。 (21) 昭和30 年代後半に緑地開発をめぐって,鎌倉の風致保存活動の舞台となった鶴岡八幡宮の裏山を何というか。 1 釈迦堂ヶ谷 2 御谷 3 亀ヶ谷 4 葛西ヶ谷 |
・問題「(15)−鶴岡八幡宮寺の旧跡」と関連しています。
→「2022年鎌倉検定3級の問題から見る鎌倉(15)−鶴岡八幡宮寺の旧跡」を参照。
正解は、「2 御谷」です。 |
※鎌倉の風致保存活動は、「ふりかえり鎌倉―日本で最初の「ナショナルトラスト運動」(鎌倉検定:自然・景観編(2))」を参照。
◎御谷騒動(1964年(昭和39))
・鶴岡八幡宮西北、小袋坂の曲がり角辺りの一帯は、古くから「御谷」と呼ばれ、幕末まで鶴岡八幡宮寺を管理する供僧が住し、供僧坊がありました。 ・1964年(昭和39)、この御谷の緑地開発として宅地開発する企てが持ち上がり、開発側と反対派の攻防が繰り広げられ、「御谷騒動(おやつそうどう)」と呼ばれました。 ・これに対して、大佛次郎ら著名人をはじめ多くの市民が、開発反対、旧跡、緑地保全運動に加わりました。 |
<御谷(おやつ)>
