2018年03月07日

江戸時代の鎌倉の領地のこと−(2017年鎌倉検定1級の問題から)

1級の問題を見て、そこから鎌倉をよく知りましょう。

今回は、「江戸時代の鎌倉の直轄領や旗本領について」です。
[5]次の文の〔 @ 〕,〔 A 〕に最も適当な語句を書きなさい。ただし,〔 @ 〕,〔 A 〕両方できて正解とする。
 (35)  〔 @ 〕,〔 A 〕ともに漢字で書きなさい。
 江戸時代には,鎌倉周辺の村々の大半が直轄領や旗本領などに宛てがわれた。例えば,〔 @ 〕村が1711 年(正徳元)に新井白石の知行地に,〔 A 〕村が元禄年間(1688 〜 1704)に柳沢吉保の所領に設定されたことがあった。 

 ・「旧鎌倉の周辺の村々」とは、岡本、植木、城廻、関谷、津、常盤、笛田、手広、
  梶原、寺分、上町屋、山崎、大船、台、腰越、小袋谷、今泉、岩瀬の18ヵ村。

正解は、「@植木 A山崎」です。

江戸時代の鎌倉の領地
 ・玉縄城下の村々は、1619年に玉縄城が廃城となり、旗本領や大名領などに転じまし
  た。
 ・「植木村」が、1711年に「新井白石」の知行地になったことがありました。
 ・「山崎村」が、元禄年間(1688〜1704年)に「柳沢吉保」の所領に設定されたこと
  がありました。

 ・徳川家康は、「旧鎌倉の村々」の大部分を、鶴岡八幡宮や建長寺、円覚寺、東慶寺な
  どの有力寺社に寄進し、残余を徳川氏の直轄領としました。

 ※「旧鎌倉の村々」とは、次の14ヵ村。
雪ノ下、扇ヶ谷、長谷、大町、小町、西御門、浄明寺、二階堂、十二所、乱橋、材木座、極楽寺、坂ノ下、山ノ内

「植木村」、「山崎村」と「旧鎌倉の村々」の場所(概略)
鎌倉の村の地図.jpg

 
posted by トシ999 at 08:00| Comment(0) | 鎌倉検定(過去問) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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