
今回は、「「かながわの公園50選」に選ばれた公園について」です。
【設問】
@鶴岡八幡宮を中心として鎌倉市街のほぼ西側中央にある鎌倉で唯一「かながわの公園50選」に選ばれた公園はどこか。 A鎌倉の観光名所の一つとして、この公園の広場に建っているのは、誰の像か。 B父とともに奥州に出兵する時に、勝利を祈願してこの公園がある山に白旗を掲げたのは誰か。 |
【解答と解説】
@源氏山公園
A源頼朝
B源義家
◎源氏山公園(扇ガ谷)
・標高93m。「かながわの公園50選」にも選ばれている桜の名所で、公園中央には、
「源頼朝の銅像」が建っています。
・源頼朝の祖先源頼義・義家父子が奥州征伐に行く時、この山に白旗を立てて戦勝祈願
した源氏ゆかりの山といわれています。旗立山ともいわれていました。
<源氏山公園の案内図>
<四季を通じて公園中央に広場に建つ「源頼朝の銅像」>
<壽福寺前に建つ「源氏山」の石碑>
・源氏山は、源義家が後三年合戦へ出陣する際、この山に源氏の白旗を掲げたことから
そう呼ばれるようになったと伝えられています。
源氏山は、はじめ武庫山と言い、亀ヶ谷の中央にあって景勝の地であったことから亀谷山とも称していました。
源頼義・義家父子が奥州征伐に行く時、この山に旗を立てたことにより、旗立山ともいいました。
山の麓の寿福寺境内付近は、昔から源氏代々の邸宅であった地と伝えられています。
源氏山の名称はそのことに起因するかも知れません。
旗竿を建てたと伝えられる跡が今なお残っています。
※前九年合戦:1051年〜1062年。
朝廷は源頼義・義家父子を派遣して、陸奥の安倍氏を討伐させた。
※後三年合戦:1083年〜1087年。
源義家が陸奥守となり、清原氏の内紛に介入した。
<源義家の系図>
