2019年09月19日

ふりかえり鎌倉―鎌倉市の地域(鎌倉検定:産業・生活編(10))

鎌倉検定過去問を振り返り、鎌倉を楽しむ回として情報をお届けします。

今回は、「鎌倉市の地域について」です。
設問
@鎌倉の中でも専業農家があり、農耕地がほかに比べて多い地域はどこか。
A鎌倉に大企業が進出してきたのは、1936年(昭和11)の松竹撮影所の移転が契機で、大手企業や下請けの中小企業の工場が作られ、鎌倉が活性化した地域はどこか。
B戦後は、鎌倉市が1953年(昭和28)にある条例を設けたことで、この地区に工場が増えるようになったが、この条例は何か。

解答と解説
@手広・関谷地区
A大船・深沢地区
B工場誘致条例(「企業誘致の奨励措置に関する条例」)


鎌倉市の地域
 人口は、約17万人で、大きく5つの地域に分けられます。
地域名称
特徴
鎌倉地域  市街地区 
腰越地域  漁業と住宅地 
深沢地域  住宅地と工場地帯 
大船地域  住宅地と商工業地帯 
玉縄地域  住宅地と農地が多く残る  

 鎌倉市の地域.jpg

鎌倉市航空地図
 鎌倉市航空地図.jpg


※昭和の初めごろまで、鎌倉には鎌倉彫、貝細工、正宗工芸など家内工業と、鎌倉ハムの工場があるだけで、大きな工場はありませんでした。
 鎌倉に大企業が進出してきたのは、1936年(昭和11)、松竹撮影所の大船移転が最初です。
 戦後は、市が1953年(昭和28)に「工場誘致条例」を設けたことで、「大船・深沢地区」に、工場が増えました。
 (条例は、8年後に廃止。)

※工業の発展により農家は激減したが、現在では都市型農業で、2015年(平成27)のデータによると、農業に携わる人数は219名、耕地面積は54haです。
 専業農家は、「手広・関谷地区」に限られ、わずかな戸数ですが生産性の向上に努めています。

  
posted by トシ999 at 08:00| Comment(0) | 産業・生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: