2019年11月03日

ふりかえり鎌倉―鎌倉の伝説(寺院の三門再建を手伝った動物)

鎌倉検定過去問を振り返り、鎌倉を楽しむ回として情報をお届けします。

今回は、「寺院の三門再建を手伝った動物の伝説について」です。
設問
@寺院の三門再建に際して、世話になった和尚を助けようと、和尚に化けて勧進を手伝ったという伝説がある動物は何か。
Aこの伝説がある寺院はどこか。

解答と解説
@狸
A巨福山建長寺


建長寺三門(山門)再建を勧進した狸の伝説
 勧進僧が板橋宿に泊まった夜、宿の主人が通りかかると、障子にぼんやりの姿が映っていました。
 そこで御用伺いをたてるために障子を開けてみると、立派な和尚さんが座っていました。

 翌日の練馬宿でも、狸和尚は風呂に入って尻尾を湯桶で洗っている姿を仲居さんに見られてしまうが、信心深い宿のおかみのおかげでことなきを得ました。
 しかし、「勧進僧の中に狸が化けた和尚がいるらしい」という噂が広まっていきました。

 ある日、狸和尚が青梅街道で籠に揺られていました。噂を聞いていた籠かきたちはこの坊さんこそ狸和尚ではないかと、犬を連れてきて籠にけしかけてみました。
 すると、犬は籠の中から和尚を引きずり出してかみ殺してしまいました。しばらくすると和尚の姿が狸にかわり正体を現しました。

 籠の中には金三十両と銭五貫二百文が残されていたが、これは無事建長寺に送り届けられたと伝えられています。

巨福山建長寺の三門(三解脱門)
 ・建長寺の三門は、別名「狸の三門」といわれています。
 建長寺三門正面_R.jpg

 建長寺三門横_R.JPG

 ※三門とは「三解脱門」の略です。 空・無相・無作を表し、この三門をくぐることに
  よってあらゆる執着から解き放たれることを意味します。
 ・江戸時代の1775年に、万拙碩誼(ばんせつせきぎ)和尚などの努力によって再建され
  ました。

後深草天皇の勅筆の「建長興国禅寺」の扁額が掲げられています
(額縁は横2.65メートル、縦4メートル)
 建長寺三門扁額_R.jpg

三門楼上(通常非公開)の様子と「万拙和尚の位牌」>
 ・楼上には、釈迦如来・五百羅漢(修行を完成された人)などを安置しています。
 建長寺三門楼上_R.JPG

 建長寺三門楼上釈迦如来_R.JPG

 万拙碩誼の位牌_R.JPG

 
posted by トシ999 at 08:00| Comment(0) | 芸術・文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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