
今回は「旧三橋旅館蔵(長谷)」です。
※全体については、「鎌倉の景観重要建築物等のまとめ(改訂版) 2020.10」を参照。
◎旧三橋旅館蔵(長谷):指定第35号 令和元年(平成31)3月31日
<鎌倉市HPより> 旧三橋旅館蔵は、長谷に所在する土蔵ですが、かつて広く外観その名を知られていた「三橋旅館」の当時から存続する遺構と考えられます。 2階建ての土蔵とその付属室である平屋建ての蔵前からなる複合建築で、街路から望む白壁が印象的な土蔵であり、地域のランドマークとなっています。 土蔵は切妻造り桟瓦葺の2階建て、大壁造、漆喰塗り建築で、南面に桟瓦葺下屋庇を設け1階の出入口を備えています。そして西面の1階および2階に窓を設け、それぞれ銅板葺の庇屋根を備え、北面2階にも同様な窓を設けています。 一方、蔵前は土蔵東面に接して建つ寄棟造り、妻入、赤色釉薬桟瓦葺屋根とした平屋建ての建築で、屋内西側は土蔵2階へ向かう階段室出入口に通じています。 |
<旧三橋旅館蔵の外観>
・大正〜昭和初期に建築。非公開。
・長谷の狭い路地に建っています。
※「景観重要建築物等」とは
・鎌倉市は、鎌倉の保養別荘地時代の風情をしのばせる洋風や和洋折衷の建築物、和風商家などを、「景観重要建築物等」と指定し、保存活用を支援・保護する制度を設け、古都鎌倉の独特の町並みを保存しています。 (現在、全33件) |