2022年01月27日

鎌倉葛原ヶ岡ハイキングコースに建つ「天柱峰碑」のこと

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鎌倉検定に向けて、鎌倉散策で気づいたワンポイントを紹介していきます。

浄智寺の裏山から上って行く葛原ヶ岡ハイキングコースでは、「天柱峰碑」を見ることができます。
その傍には、名僧竺仙梵僊(じくせん ぼんせん)の供養塔があります。

葛原ヶ岡ハイキングコースの「天柱峰碑」の場所
 葛原岡・大仏ハイキングコース案内板_R.JPG

天柱峰碑(扇ガ谷)
・禅僧竺仙梵僊は、浄智寺背後の山を、「天柱峰」(標高97メートル)と名付け、ここからの景色を愛しました。
・そこに、昭和16年に「天柱峰碑」が建てられました。
 (「天柱」とは「世を支える道義」という意味。)
・傍らには、「竺僊梵僊和尚顕彰碑」と「五重石塔」が建っています。

 天柱峰_R.JPG

竺仙梵僊(じくせん ぼんせん)
 ・鎌倉時代末期に元から来日した臨済宗の禅僧。
 ・1330年鎌倉に下り、足利尊氏・直義の帰依を受けました。
 ・浄妙寺、浄智寺、建長寺などの住持となり、多くの弟子を養成し五山文学発展の基礎
  を築きました。
 ・浄智寺のかつての塔頭楞伽院(りょうがいん)を建立しました。

天柱峰碑の傍に建つ「竺僊梵僊和尚顕彰碑」
 竺僊梵僊和尚顕彰碑_R.JPG
 (裏)
 竺僊梵僊和尚顕彰碑裏_R.JPG
 ・「紀元二千六百年 建供養五重石塔并天柱峰石標 発願者 サアジョルジサンソム」
  ※紀元二千六百年:1940年(昭和15)、皇紀(神武天皇即位紀元)2600年
  ※G.B.サンソム:以前この地に住んだ英国の日本文化史研究家

天柱峰碑の傍に建つ「五重石塔」
  五重石塔_R.JPG

 
posted by トシ999 at 07:00| Comment(0) | 歴史・旧跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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