
「円覚寺」の「宝物風入れ」を見てみました。
◎宝物風入れ(建長寺と円覚寺):通常、11月3日を含む3日間
・古書画や仏具など寺所蔵の貴重な宝物を、年1回虫干しを兼ねて方丈などに展示し、有料で一般に公開します。 ・日ごろ見ることのできない国宝や重要文化財などの寺宝が公開されるため、例年多くの拝観者があります。 |
◎円覚寺の宝物風入れ
・場所:円覚寺境内大方丈/大書院、国宝舎利殿の特別公開
・展示内容:「開創期の円覚寺」
開創期の古文書を中心に青磁香炉、羅漢図、洪鐘祭の絵巻など。
・大方丈では法話と坐禅の会「功徳林」を催します。(要予約)
<瑞鹿山円覚寺(山ノ内)>
・臨済宗。1282年創建。開山は無学祖元。開基は8代執権北条時宗。
・1274 年と1281 年の二度にわたる元軍襲来の際の戦没者慰霊のために創建。
<中世の禅宗様式建築物の代表とされている「舎利殿」>
・説明板
・国宝。1285年の創建で、現在の舎利殿は、1563年に焼失したあと、廃寺となっていた西御門にあった鎌倉尼五山の一つ太平寺の仏殿を移築したものといわれています。
・様式などから室町時代前期の建築と考えられ、中世の禅宗様式建築物の代表とされています。
・正続院の境内奥に建つ「舎利殿」
・主屋(おもや)の軒は、垂木が扇のように末広がった「扇垂木」
・組物の中から突き出している「尾垂木(おだるき)」
・上部を一周している「弓欄間」(中央には「宝珠」の飾りが付く)
・正面の下部は、両端は「裳階(もこし)」が付加され、主屋は三間
・中央間を両開きの「棧唐戸(さんからど)」
・両脇間の戸口を「花頭枠(かとうわく)」、両端に 「花頭窓(かとうまど)」
・堂内の仏舎利を祀る「宮殿」と、その前に地蔵菩薩と観音菩薩が祀られている