2023年02月03日

2022年鎌倉検定3級の問題から見る鎌倉(20)−鎌倉の地名の由来

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2022年11月に3年ぶりに行われた鎌倉検定の3級の問題から、鎌倉を振り返ってみましょう。

今回は、「鎌倉の地名の由来」についてです。
[1]鎌倉の歴史・旧跡に関する記述について,最も適当なものを1 〜 4 から選びなさい。
 ⒇ 鎌倉という地名伝承の1つで,由井里(今の由比ヶ浜)に泊まった夜に不思議な夢を見たので,護身用に持参していた鎌(鎌槍)を大倉の松ヶ岡に埋めたと伝えられる人物はだれか。
  1 源頼義  2 坂上田村麻呂  3 中臣(藤原)鎌足  4 日本武尊

 ・「鎌倉」の名の由来には、次のようないろいろな説があります。
  屍蔵(かばねくら)、藤原鎌足、蒲倉(がまくら)、神庫(かみくら)、かまどくら

正解は、「3 中臣(藤原)鎌足」です。

 ※鎌倉の地名の由来は、「鎌倉の地名の由来を見てみました(1)」を参照。

鎌倉の地名の由来(藤原鎌足編)
・稲荷大神から授けられた鎌を、常にお護りとして身につけていた藤原鎌足が鹿島神宮への参拝途中、由井里(ゆいのさと:今の由比ガ浜)に泊まった時、不思議な夢を見ました。
・すると、神のお告げがあり、「宿願を成し遂げたので、鎌槍をこの地に埋めなさい」といわれ、護身用に所持していた鎌槍(かまやり)を浄妙寺の裏山に埋めたということです。
・この藤原鎌足の「鎌槍」から、「鎌倉」という地名がついたといわれています。
・なお、藤原鎌足が鎌を埋めた伝説の地、「大倉の松ヶ岡」には、浄妙寺の鎮守の鎌足稲荷社と鶴岡八幡宮境内の丸山稲荷社の2か所があります。

浄妙寺(浄明寺)に植えられている「鎌足桜」
 鎌足桜2_R.JPG

 鎌足桜4_R.JPG

浄妙寺の裏山にある「鎌足稲荷神社」
 鎌足稲荷神社3.JPG

 
posted by トシ999 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鎌倉検定(過去問) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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