2023年08月23日

2022年鎌倉検定1級の問題から見る鎌倉(58)―鶴岡八幡宮の「大的式」

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2022年11月に3年ぶりに行われた鎌倉検定の1級の問題から、鎌倉を振り返ってみましょう。

今回は、「鶴岡八幡宮の「大的式」」についてです。
[6]次の文の〔 @ 〕,〔 A 〕に最も適当な語句を書きなさい。
ただし,〔 @ 〕,〔 A 〕両方できて正解とする。
  (58) 〔 @ 〕,〔 A 〕ともに漢字で書きなさい。
   鶴岡八幡宮で行われる〔 @ 〕神事は,源頼朝が幕府において「御的始」「御弓始」と称して行った武家の事始めを起源とする。直径5 尺2 寸の大的の裏に「〔 A 〕」という字を封じ込めて射ることから,「大的式」とも呼ばれる。

 ・1月5日、鶴岡八幡宮で行われる神事です。
  ※鶴岡八幡宮の神事は、「鎌倉の神社の行事のこと−(2017年鎌倉検定1級の問題から)」を参照。

正解は、「@除魔、 A鬼」です。

除魔神事(1月5日:鶴岡八幡宮)
・源頼朝が幕府において「御的始」「御弓始」と称して行った武家の事始めを起源とします。鎌倉時代から続く武士の新年行事で,同時に年中の除魔を目的とした神事。
・直径5尺2寸(1.56m)の大的の裏に「鬼」という字を封じ込めて矢を射ることから、「大的式」とも呼ばれます。
・的から40m離れた場所で、まず神職2人が祭射し、続いて烏帽子に直垂姿の射手6人が2人ずつ、順番に矢を射ます。

大的の裏に「鬼」の字
 除魔神事3_R.JPG

神職2人による祭射
 除魔神事1_R.JPG

烏帽子に直垂姿の射手による行射
 除魔神事2_R.JPG

 
posted by トシ999 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鎌倉検定(過去問) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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