(51) 〔 @ 〕は漢字,〔 A 〕は漢字2 字またはカタカナ4 字で書きなさい。 円覚寺門前の池の名称は,執権〔 @ 〕がこの寺の建立にふさわしい敷地を探していたとき,鶴岡八幡宮の祭神が〔 A 〕となってこの池に舞い降りたという伝承に由来する。この池は,旧鉄道省横須賀線(今のJR 横須賀線)が寺の境内を通過することになって,その線路で分断されて現在の姿になっている。 |
→鎌倉検定公式テキストブック P170参照。
「円覚寺」は、1282年、8代執権「北条時宗」が、宋の禅僧、無学祖元を開山に招いて、2度にわたる元寇の両軍にわたる死者を慰霊するために建立したお寺です。
寺地を探す際に、鶴岡八幡宮の神霊が「白鷺」に姿を変えて、北鎌倉の地に導いてくれたという伝説です。
この「白鷺」が舞い降りた場所が、円覚寺門前にある白鷺池だということです。
<白鷺池の場所>
<白鷺池>
1889年(明治22)、横須賀軍港と首都東京を結ぶ国防上の必要から横須賀線が開通し、円覚寺の境内を分断することになりました。
今では、そんなことは考えられない事でしょう。
<円覚寺総門前の横須賀線の踏切>
<踏切から見た北鎌倉駅(線路左側:白鷺池、線路右側:円覚寺総門)>
つづく・・・
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