次の写真は、“鎌倉のどこか?”、考えながらいきましょう。(正解は、最下段)
<山門>
臨済宗建長寺派のお寺です。
1160年、平治の乱で戦死した首藤刑部大輔俊道の菩提を弔うため、俊道の子、山ノ内經俊が庵を創建したのが、始まりです。
1380年、鎌倉公方足利氏満から命を受けた上杉憲方が禅興寺を中興。
明治初年、元のお寺が廃寺となり筆頭支院だけが残り、現在の形になりました。
<本堂>
本尊は聖観世音菩薩。
<開山堂>
開山密室守厳の木造、最明寺以降の歴代住持の位牌が祀られています。
開山堂右横には「瓶ノ井」が、左横には「上杉憲方の墓と伝えられるやぐら」があります。
<瓶ノ井>
別名、「甕ノ井(かめのい)」ともいわれています。
二個の瓶を並べて上下させながら水を汲む井戸の意味が由来ということです。
<開山堂横のやぐら>
(間口約7m、奥行き6 m、高さ3m)
基壇上部に「十六羅漢」像の浮き彫りがあり、このやぐらが「羅漢洞」といわれる由縁となっています。
やぐら中央に中興開基の関東管領「上杉憲方」を祀る宝篋印塔、その前には禅宗様式を表した香炉が安置されています。
<花木>
・6月のアジサイは有名で、「紫陽花寺」といわれています。
※正解は、福源山明月院
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