2016年04月12日

鎌倉扇ヶ谷のお寺を見る(泉谷山)

写真を見ながら鎌倉を知ろう、というテーマで進めていきます。

次の写真は、“鎌倉のどこか?”、考えながらいきましょう。(正解は、最下段)
<山門>
浄光明寺山門.JPG真言宗。1251年創建。
開基北条長時(6代執権)。
開山真阿(真聖国師)。
1333年、成良親王(後醍醐天皇の皇子)の祈願所となる一方で、浄土、華厳、真言、律の四つの勧学院を建て、学問道場としての基礎を築きました。
足利尊氏、直義兄弟の帰依は厚く、寺領や仏舎利の寄進を受けました。

<客殿>
浄光明寺客殿.JPG境内に入ると客殿、庫裏、鐘楼、不動堂などがありますが、本堂の仏殿は、境内奥の階段を上った境内にあります。

<仏殿>
浄光明寺仏殿.JPGかつて本尊阿弥陀三尊像を安置していましたが、それらは、左にある収蔵庫に収められています。

仏殿の中には、近年作られた三世仏坐像が祀られています。

<収蔵庫>
浄光明寺収蔵庫.JPG仏殿の左側、白い建物が見えます。

本尊阿弥陀三尊像の他、地蔵菩薩立像が安置されています。

地蔵菩薩立像は、「矢拾地蔵」と呼ばれ、戦いの中で足利直義のために矢を拾い集めたという伝承があり、直義の守り本尊でした。

<さらに仏殿の裏から境内奥へと上ると、「冷泉為相の墓」があります>
冷泉為相.JPG冷泉為相の墓といわれる宝篋印塔。

冷泉為相は、『十六夜日記』の作者阿仏尼の息子で、和歌の名門、冷泉家の祖です。

<さらに冷泉為相の墓の後ろから裏山に入っていくと、「覚賢の墓」の石造五輪塔があります>
覚賢塔4.JPG1307年造立。

高さ約3mの多宝寺長老覚賢の墓は、年1回の公開日(4月の鎌倉まつりの期間)にしか見られません。

 ※今年2016年の鎌倉まつりは、4月10日(日)〜17日(日)です。

<花木>
イヌマキ
浄光明寺イヌマキ.JPG 仏殿前にそびえるイヌマキは、市天然記念物です。
 創建時に植えられたといわれ、推定樹齢は約750年です。

ハギ(9月)
浄光明寺ハギ.JPG 客殿前のハギ。
 その他、不動堂前周辺にも咲いています。





※正解は、泉谷山浄光明寺
 
posted by トシ999 at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 寺院・神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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