2016年07月25日

鎌倉二階堂のお寺を見る(錦屏山)

写真を見ながら鎌倉を知ろう、というテーマで進めていきます。

次の写真は、“鎌倉のどこか?”、考えながらいきましょう。(正解は、最下段)
山門は、拝観入口からかなり先にあります>
瑞泉寺山門.JPG1327年、創建。
開山は夢窓疎石(国師)

足利基氏をはじめ、代々の鎌倉公方の菩提寺として、塔頭も十を超え、関東十刹第一位の格式を誇りました。

本堂
瑞泉寺本堂.JPG次の像が祀られています。
(左)徳川光圀寄進の千手観音像
(中央)本尊釈迦牟尼仏
(右)開山夢窓国師像

庭園
瑞泉寺庭園.JPG夢窓疎石は作庭にも力を注ぎました。
鎌倉石の岩盤に地形に応じ地質に即して巧みに彫刻したということです。
正面に大きな天女洞があり、その前には池があります。

岩盤を削り出した岩の庭は、本堂裏に発掘復元され、国の名勝に指定されています。

<庭園に入る前の左手に「地蔵堂」があります>
瑞泉寺地蔵堂.JPG地蔵堂には「どこも苦地蔵」が祀られています。

ここは、鎌倉二十四地蔵霊場の第7番札所です。
「地蔵菩薩」は、釈迦の没後弥勒菩薩が如来として姿を現わすまでの間、人々を救済してくれる仏です。

どこも苦地蔵.JPGどこも苦地蔵の伝説」とは
・・・・・昔、この地蔵は扇ヶ谷にあり、地蔵堂を守る堂守が貧しさのあまり逃げ出そうとした。
 すると、地蔵菩薩が夢枕に現れ「どこも、どこも」と告げた。
 堂守は「たとえ逃れても、苦しいのはどこも同じ」だと悟ったという伝説です。

<境内にはいくつもの文学碑があります>
吉野秀雄の歌碑
吉野秀雄歌碑.JPG「死をいとひ 生をもおそれ人間のゆれ定 まらぬこころ知るのみ」

大宅壮一の評論碑
大宅壮一評論碑.JPG「男の顔は履歴書である」

久保田万太郎の句碑
久保田万太郎句碑.JPG「いつぬれし 松の根方ぞ 春しぐれ」

山崎方代の歌碑
山崎方代歌碑.JPG「手の平に豆腐を のせていそいそと いつもの角を 曲りて帰る」






※正解は、錦屏山瑞泉寺

 
posted by トシ999 at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 寺院・神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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