
今回は、「鎌倉五名水」の一つで、梶原景時と上総介広常との因縁の「梶原太刀洗水」と、「鎌倉七口」の一つ「朝夷奈切通」についてです。
「梶原景時」は、「鎌倉殿の13人」のひとりです。
◎梶原太刀洗水(十二所)
・朝夷奈切通の太刀洗川に沿った岩肌から湧き出ている水で、「鎌倉五名水」の一つです。 ・1183年、「梶原景時」は、源頼朝の命を受けて、頼朝が幕府を開くにあたり大きな功績のあった「上総介広常」を討ったあと、この水で、太刀の血のりを洗い流したといわれています。 |
◎朝夷奈切通(十二所)
・朝夷奈切通は、鎌倉と金沢(横浜市)を結ぶ切通で、六浦口とも呼ばれ、「鎌倉七口」の一つです。 ・鎌倉の東側の守備と考えられ、鎌倉七口のなかで当時の姿を最も今に伝えています。 ・和田義盛の三男で豪傑だった、朝比奈三郎義秀が一夜にして切り開いたとの伝承が存在し、朝比奈峠の名の起こりとなっています。 ・1240年、幕府は鎌倉と六浦の間に道を開くことを決め、1241年、3代執権北条泰時が指揮を執り、率先して工事にあたり整備が完成しました。 |
<「梶原太刀洗水」の場所と、「朝夷奈切通」から「十二所果樹園」への周回ルート>

<「梶原太刀洗水」>
・十二所神社バス停から脇道に入ると、5分ほどで着きます。
<「朝夷奈切通」〜「十二所果樹園」周遊(約1時間)>
@とF:「朝夷奈切通」入口(十二所果樹園との分岐点)、三郎の滝 :左方向へ
・朝夷奈切通の道
A:「朝夷奈切通」の熊野神社への分岐点(@から約15分) :右方向へ
B:熊野神社(横浜市金沢区朝比奈町)の鳥居、拝殿、社殿(Aから約5分)
C:横浜市(東朝夷奈三信住宅方面)との分岐点(Bから約10分) :右方向へ
D:横浜市(六浦方面)との分岐点(Cから約10分) :右方向へ
E:十二所果樹園の東側入口(Dから約10分)
・案内板
・冬の梅林
・春のショカツサイの群生
※この後、十二所果樹園の中を通り抜け、@Fの地点の振り出しにたどり着きます。