
今回は、「祭神が日野俊基である神社について」です。
【設問】
@後醍醐天皇に仕え倒幕を企てて処刑された日野俊基が、祭神となっている神社はどこか。 Aその神社が建立されたのは、何時代か。 B日野俊基が、処刑される前に、「秋をまたで ○○○に消ゆる身の 露のうらみや 世に残るらん」という歌を詠んだが、「○○○」に入る言葉は何か。 |
【解答と解説】
@葛原岡神社(くずはらおかじんじゃ)
A明治時代(明治20年)
B葛原岡(くずはらがおか)
◎葛原岡神社(梶原)
・由比ヶ浜の鎮守。1887年(明治20)創建。祭神は文章博士の日野俊基。
・後醍醐天皇の忠臣として鎌倉幕府倒幕に活躍した日野俊基を祀っています。
・明治天皇は、日野俊基に明治維新の先駆けとして深い思いを寄せ、俊基の最期の地に
社殿を造営したということです。
<葛原岡神社の鎌倉ものがたり>
<葛原岡神社の「鳥居」と「社殿」>
<社殿前にある「日野俊基終焉の地」の石塔>
<葛原岡神社から少し離れたところにある「日野俊基の墓」>
<「日野俊基の墓」の横に建つ「俊基朝臣墓所」の石碑>
藤原俊基朝臣は、朝廷の権威の回復を図ろうとしたが、成功しませんでした。
元弘二年(1332年)6月3日、北条高時の命令により処刑されました。
「秋を待たで 葛原岡に消ゆる身の 露の恨や 世に残るらん」と詠んで、永く恨みを留めているところが、この場所です。