
今回は、「秋の宝物の展示・公開について」です。
【設問】
@毎年11月の文化の日を含む3日間、虫干しを兼ねて貴重な宝物が展示・公開される寺院はどことどこか。 Aこの行事を何というか。 |
【解答と解説】
@建長寺と円覚寺
A宝物風入れ
◎宝物風入れ(建長寺と円覚寺):11月3日を含む3日間
・2019年は、11月2日(土)〜4日(月)に行われます。 ・古書画や仏具など寺所蔵の貴重な宝物を、年1回虫干しを兼ねて方丈などに展示し、有料で一般に公開します。 ・日ごろ見ることのできない国宝や重要文化財などの寺宝が公開されるため、例年多くの拝観者があります。 |
<巨福山建長寺の「宝物風入目録」表紙>

<建長寺の方丈>
・同時に、「建長まつり」も開催されます。

<瑞鹿山円覚寺の「宝物風入目録」表紙>

<円覚寺の方丈>
※2019年は、方丈での宝物の展示はありません。
国宝の「舎利殿」公開のみ例年通り行われます。
・開山の無学祖元(仏光国師)の塔所である正続院の中心をなす建物。
鎌倉尼五山第一位の太平寺(1556年廃寺)の仏殿を、1585年ごろに移建。
室町時代前期と考えられています。繊細で、洗練された中世禅宗様式仏殿の典型。