2018年02月20日

鎌倉に関する用語(補陀洛寺)の読みのこと−(2017年鎌倉検定1級の問題から)

1級の問題を見て、そこから鎌倉をよく知りましょう。

今回は、「用語“補陀洛寺”の読み方について」です。
[4]次の用語の読みをひらがなで書きなさい。      
 (27) 補陀洛寺
 

 ・これはテキストをよく読んで、読み書きできるように練習してください。

正解は、「(27) ふだらくじ」です。

南向山補陀洛寺(ふだらくじ)(材木座)
 ・真言宗。1181年、「源頼朝の祈願所」として創建されました。
  開山と伝えられる「文覚」は、伊豆で頼朝と出会って親交が始まったといわれていま
  す。

 ・本尊の「十一面観音菩薩像」は平安時代後期の作、「薬師如来像」は「行基」の作、
  「日光・月光菩薩像」は「運慶」作、「地蔵像」は「空海(弘法大師)」作、と伝わ
  っているとのことです。
  鎌倉三十三観音霊場の第17番札所です。

 ・平氏滅亡の折に、平宗盛が最後まで持っていた「平氏の赤旗」が収蔵されています。
 ・江戸時代、たびたび竜巻に襲われたため、別名「竜巻寺」ともいわれています。

「補陀洛寺」の場所
補陀洛寺地図.jpg

門柱と本堂
 補陀洛寺門柱と本堂.JPG

文覚上人とは
 文覚はもともと遠藤盛遠(えんどうもりとお)という武士だったが、渡辺(源)渡の妻袈裟御前に懸想し、誤って殺してしまい、その女性の供養のため出家し、僧侶になったということです。

 また、京都神護寺再興のために後白河法皇に勧進したものの、怒りを買い伊豆に流され、そこで源頼朝と出会い親交を深め、平家討伐の挙兵を勧めたといわれています。 

※文覚上人については、「鎌倉検定−頼朝の鎌倉入り(1185年10月24日)を読む(8)」を参照。

 
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2018年02月19日

鎌倉に関する用語(光触寺)の読みのこと−(2017年鎌倉検定1級の問題から)

1級の問題を見て、そこから鎌倉をよく知りましょう。

今回は、「用語“光触寺”の読み方について」です。
[4]次の用語の読みをひらがなで書きなさい。      
 (26) 光触寺
 

 ・「こうしょくじ」ではありません。長谷の「光則寺」と同じ読みです。
  これはテキストをよく読んで、読み書きできるように練習してください。

正解は、「(26) こうそくじ」です。

岩蔵山光触寺(こうそくじ)(十二所)
 ・時宗。1279年創建。開山は作阿。開基は一遍。
  開山の作阿は元真言宗の僧侶だったため、念仏道場として栄えました。
 ・寺宝は、平安中期の仏師、定朝作と伝わる木造聖観音菩薩立像や身代わりに左頰に
  焼印を押された跡があるといわれる頰焼阿弥陀如来、絵巻物「頰焼阿弥陀縁起」等。
 ・鎌倉三十三観音霊場の第7番札所。

「光触寺」の場所
光触寺地図.jpg

「光触寺」の案内板
光触寺案内板.JPG

山門
 光触寺山門.JPG

本堂
 光触寺本堂.JPG

塩をなめたという言い伝えのある本堂前に祀られている「塩嘗地蔵」
 ・鎌倉二十四地蔵霊場の第5番札所。
 塩嘗地蔵.JPG

境内に建てられている「一遍上人像」
 一遍上人像.JPG

2つの伝説について
 ・「頰焼阿弥陀如来
  本堂に祀られた本尊の「阿弥陀如来像」は通常拝観できませんが、6月と10月の第一
  土曜日には特別御開帳されます。
 光触寺の女が運慶に阿弥陀仏を彫るよう依頼した。女は出来上がった阿弥陀仏をほんの数日間拝んだだけで飽きてしまった。しかし、女に仕えていたお坊さん(万歳法師)は、毎日拝んでいた。
 ある日、女の家の物がなくなったことから、法師が盗んだとして、女は法師の頰に焼印を押すよう命じたが、焼印はつかなかった。
 数日後、女の夢の中へ阿弥陀仏が現れ、「何故私の頰に焼印を押すのだ」といった。
 光触寺の阿弥陀仏には、頰にこの焼印がある。 

 ・「塩嘗地蔵
 六浦の塩売りが鎌倉へ出たとき、このお地蔵様に塩を初穂にあげると帰りにはないので、地蔵が嘗めたのだろうといわれるようになったということです。


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2018年02月18日

鎌倉のお寺と開山の頂相のこと−(2017年鎌倉検定1級の問題から)

1級の問題を見て、そこから鎌倉をよく知りましょう。

今回は、「お寺と開山像の名前について」です。
[3]次の写真は何か。指示にしたがって書きなさい。         
 (25) 寺名と頂相名を漢字で書きなさい。

 No25の写真.jpg

 ・通常、開山像を見ることはできないので、むずかしいです。
  鎌倉五山の開山で当たりをつけましょう。
  @巨福山建長寺:蘭渓道隆・・・この頂相は、国宝の絵画にあります。
   →「鎌倉国宝館HP 収蔵品紹介(絵画)」を参照。
  A瑞鹿山円覚寺:無学祖元・・・正続院の開山堂(非公開)に安置されています。
  B亀谷山壽福寺:栄西
   →「鎌倉国宝館HP 収蔵品紹介(彫刻)」を参照。
  C金宝山浄智寺:南洲宏海、大休正念、兀菴普寧
         「大休正念(仏源禅師)坐像」は、大慶寺本堂に安置されています。
  D稲荷山浄妙寺:退耕行勇・・・本堂背後の開山堂(非公開)に安置されています。

正解は、「円覚寺 木造仏光国師(無学祖元)坐像」です。 

円覚寺正続院(非公開)
 ・北条貞時が1285年、仏舎利を納めるために建立した祥勝院という堂宇でした。
  境内に日本最古の唐様建築で国宝の舎利殿開山堂、正法眼堂(禅堂)があります。
  ここは、円覚寺派専門道場で雲水の修行の場でもあります。
 ・開山堂に祀られている「木造仏光国師(無学祖元)坐像」は国指定重要文化財。
 正続院山門.JPG

「白鹿洞の説明板」に、「木造仏光国師(無学祖元)坐像」の横顔が見られます
 白鹿洞.JPG

 白鹿洞説明板.JPG

4年に1度の閏年の開山忌では、「無学祖元坐像」が輿に乗せられ境内を巡堂します
 ・ただし、この像は、問題の国指定重要文化財の物とは違うようですが・・・。
 無学祖元坐像1.JPG

 無学祖元坐像2.JPG

参考:建長寺開山忌に巡堂する「蘭渓道隆(大覚禅師)坐像」
 蘭渓道隆坐像.JPG
 ※ただし、この像は、国指定重要文化財「木造蘭渓道隆坐像」とは違うようです・・。

参考:瑞泉寺本堂に祀られている開山の「夢窓国師坐像」
 夢窓国師坐像.JPG
 ※国指定重要文化財の「木造夢窓国師坐像」は、本堂横の開山堂にあります。

 
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