2017年11月14日

2016年鎌倉検定2級の問題からpickupする(15)

 鎌倉検定合格を目指して、2016年の過去問を見ながら今の鎌倉を見てみましょう。
  なお、今年の鎌倉検定の試験日は、平成29年11月26日(日)です。

 今回は、「鎌倉に伝わる伝説について」です。
❖ 芸術・文化に関する記述について,最も適当なものを1 〜 4 から選びなさい。
(63) 鎌倉に伝わる伝説について,次の説明文で内容に誤りを含むものはどれか。
  1 江戸時代,建長寺の三門(山門)を修復するために,タヌキが僧に化けて喜捨を
   集めたという伝説がある。
  2 『御伽草子』によれば,木曽義仲の家臣手塚光盛の娘唐糸は,義仲を討とうとす
   る源頼朝の暗殺に失敗して幽閉されたが,娘の万寿姫のみごとな舞いのおかげで
   救い出された。
  3 金槌を意味するゲンノウの語源は,「殺生石」に化けたキツネを退治した源翁禅
   師の逸話に由来するといわれる。
  4 夷堂橋から滑川に落とした十文を,五十文の松明を買って,探させた青砥藤綱は
   お金が回っていくことの重要性を説いた。
 

伝説の関係する場所
 1番は、建長寺の三門。
 2番は、御伽草子の『唐糸草子』ゆかりの「唐糸やぐら」。(非公開)
  名越から浄明寺に抜ける釈迦堂切通の上方にある釈迦堂ヶ谷奥やぐら群にあります。
 3番は、源翁禅師は海蔵寺の開山。
 4番は、青砥藤綱の銭拾い伝説がある東勝寺橋

正解は、「4 夷堂橋」です。 

東勝寺橋のたもとにある「青砥藤綱旧蹟」の石碑
青砥藤綱旧蹟の石碑.JPG太平記によれば、藤綱は北条時宗、貞時の二代仕えて引付衆の役に連なった人物であるといわれています。
ある夜の出仕の際、誤って銭十文を滑川に落したので、五十文のたいまつを買って水の中を照らしてお金を探し、ついにそのお金を探し出しました。時に人々は小利大損と嘲け笑いました。
しかし藤綱は、「十文は小さいが、これを無くすことは天下の財産を無くすことである。五十文は自分の損であってもが、人々の為になったのである。」と諭しました。この物語は、この辺りであったことと伝えられています。

東勝寺橋(小町)
 東勝寺橋は、東勝寺跡の前にある滑川に架かる1924年(大正13)に建造されたアーチ橋です。
 鎌倉の「景観重要建築物等」の一つです。
 東勝寺橋1.JPG

 東勝寺橋2.JPG

 東勝寺橋3.JPG
 ※「鎌倉市HP:景観重要建築物等―東勝寺橋」を参照。

 
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2017年11月13日

2016年鎌倉検定2級の問題からpickupする(14)

 鎌倉検定合格を目指して、2016年の過去問を見ながら、今の鎌倉を見てみましょう。
  なお、今年の鎌倉検定の試験日は、平成29年11月26日(日)です。

 今回は、「雲龍図について」です。
❖ 芸術・文化に関する記述について,最も適当なものを1 〜 4 から選びなさい。
(56) 建長寺法堂の天井絵『雲龍図』に描かれている龍が玉を握る手の爪は何本か。
  1  3本   2  4本    3  5本   4  6本
 

龍の爪の本数
 建長寺法堂の天井には、十二所に在住していた画家小泉淳作の「雲龍図」が描かれています。
 中国では「五爪の龍」は皇帝しか使うことしかできないので、伝統的な日本の龍の絵は三爪で描かれてきました。
 しかし、小泉淳作の描いた建長寺の雲龍図は、本来の爪の数として「五爪の龍」となっています。

正解は、「3  5本」です。 

建長寺法堂とその天井の雲龍図
 建長寺法堂.JPG

 建長寺雲龍図.JPG

円覚寺仏殿の天井には、前田青邨監修、守屋多々志揮毫の「三爪の白龍図」
 円覚寺仏殿.JPG

 円覚寺白龍図.JPG

常楽寺仏殿の天井には、狩野雪信の「三爪の雲龍図」
 常楽寺仏殿.JPG

 常楽寺雲龍図.JPG
 ※「雲龍の伝説
  ・この龍は毎夜水を飲みに出かけるので、お堂に騒音が絶えなかった。
  ・そこで出歩かないように両目を塗りつぶしたところ、音が止んだということです。
  ・今もなお龍には瞳が描かれていないということです。

 
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2017年11月12日

2016年鎌倉検定2級の問題からpickupする(13)

 鎌倉検定合格を目指して、2016年の過去問を見ながら、今の鎌倉を見てみましょう。
  なお、今年の鎌倉検定の試験日は、平成29年11月26日(日)です。

 今回は、「今泉の白山神社について」です。
❖ 寺院・神社について,次の説明文の〔   〕に最も適当なものを1 〜 4 から選びなさい。
  今泉の白山神社は,源頼朝が創建したとされ,京都の鞍馬寺に詣でた頼朝が,〔 52 〕
 作といわれる〔 53 〕像を賜り,この地に勧請したという。1 月の大注連祭には〔 53 〕の
 使いといわれる〔 54 〕を模した約7 mの注連縄が奉納される。参道入口には〔 55 〕の
 歌碑が建つ。
  (52) 1 行基    2 慈覚大師     3 恵心僧都    4 弘法大師
  (53) 1 恵比寿   2 大黒天      3 福禄寿     4 毘沙門天
  (54) 1 リュウ   2 ムカデ(ハガチ)  3 オオウナギ  4 オオサンショウウオ
  (55) 1 十返舎一九 2 太田南畝   3 酔亀亭天広丸  4 式亭三馬
 

白山神社(今泉)
 今泉の鎮守。祭神は、菊理姫之命(くくりひめのみこと)。1191年、源頼朝が創建。
 「大注連祭(おおじめまつり)」が、1月8日に行われ、神社の守護虫とされる「大百足」を模した約7メートルの注連縄が奉納され、その年の豊作と日々の安寧が祈願されます。
 参道入口に江戸時代の狂歌師「酔亀亭天広丸(すいきていあめのひろまる)」の歌碑が建っています。
 天広丸は18世紀の半ば、この地区に生まれました。

正解は、
(52) 1 行基
 (53) 4 毘沙門天
 (54) 2 ムカデ(ハガチ)
 (55) 3 酔亀亭天広丸
  」です。 

白山神社入り口と参道
 白山神社参道.JPG

「くむ酒は 是風流の 眼なり 月を見るにも 花を見るにも  廣丸」の歌碑
 酔亀亭天広丸の歌碑.JPG

階段の先にある社殿
 白山神社社殿.JPG

毘沙門天の使いといわれるハガチ(百足)を模した注連縄を奉納する「大注連祭」
 白山神社ムカデ.JPG

 大注連祭.JPG

今泉(いまいずみ)の地名について
 諸国を遍歴していた空海(弘法大師)が、この地の奥の今仙山に住んでいた仙人のお告げにより、岩肌に二つの穴を掘りました。
 そこから水が湧き出し、今仙山を今泉山(こんせんざん)と記すようになり、「いまいずみ」が土地の名前となりました。 

 
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